BTC/USDは一気に11000を超えました。24時間の変化率は+13%。

朝からTetherが増発され、BTCの買いに充てられたのでしょう。

BTCとTetherの取引金額がほぼ同額の状態が継続しています。

手口は見え見えのように思うのですが、マーケットは美人投票のごとく、演出された値上がり期待を自己実現的に達成しているように見えますね。2017年11-12月と似たような値動きですが、前回と異なるのは、暗号資産メディアを除く一般マスコミが殆ど報じないことです。

2017年には多くの個人投資家が暗号資産に手を出し、直後の暴落で損失を出した人も多かったようです。今回あまり騒がれないことは、とてもいいことだと思います。外部からの新規参入の規模が大きくなければ、Tether増発⇒BTC買いの連鎖は、落語の花見酒のごとく、仲間内で循環するだけの状態となります。その限りでは、今後相場がどう動いても、その影響は限定されるでしょう。とはいえ、研究者としては、今後の展開は目が離せないですね。