韓国の仮想通貨交換所ビッサムが、サイバー攻撃の被害を受け、35億円が盗まれたとのことです。
https://www.asahi.com/articles/ASL6N3DRTL6NUHBI00R.html (リンク切れ)
サイバー攻撃の被害にあった韓国の取引所ビッサムって、最近ニュースで見たなあと思ったら、儲かりすぎて税務調査を受けたというニュースでしたね。
韓国仮想通貨交換所ビッサム、徴税に直面
2018/06/11 09:10
http://vc.morningstar.co.jp/000512.html (リンク切れ)
日本のコインチェックにしても、香港のビットフィネックスにしても、サイバー攻撃でかなりの額の資産を盗まれても、顧客に弁済できてしまうのがこの業界の不思議さです。だからそれ以上の騒ぎにはならないのだけれど、それで問題なしとしてしまう訳にはいきません。普通の業界ではそんなに簡単に補償できないものですが、たまたま近年の相場上昇局面で取引業者がとても儲かっていたので、預り資産の何割にも相当する補償原資があったのだと思います。業者としては、損金扱いになれば徴税も逃れられるでしょうから、痛みも半減というところでしょうか。
でも、いつまでも相場上昇局面とは限らないし、スプレッドを大きく取り続けることもできないでしょう。どの国の交換業者も、早急に「より本格的な」セキュリティ対策を講じていかないと、いずれは消費者被害が出て、問題が深刻化するのではないかと危惧します。