まさかとは思ったが、本当に検討することになってしまったのか。消費税の軽減税率といい、サマータイムといい、海外で実施され、弊害が大きいことが分かっていることを、わざわざ今から導入しようとするのは、まったく理解できない。何故、そうした知見が政策に反映されないのだろうか。
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情報システムに支えられている現代において、様々な情報システムの基本となっている「時間」という軸そのものを変えたら、システムに色々な弊害が起きることはわかりそうなものだ。その弊害を除去するためには膨大な人的資源が必要となり、人手不足に拍車をかけるだろう。五輪の開催時刻だけを前倒しすればいい話なのに、一国の社会経済全体にリスクを負わせ、負荷をかけるべきことだろうか。賢明な判断(実施しないという判断)がなされるよう祈るばかりだ。