この種の比較グラフは似たようなのが山ほど描かれているので、何故今さらニュースになるのか分かりません。ただ、チューリップ・バブルはピークアウトした後に観賞用植物の球根としての価格しかつかずに現在に至っているし、南海泡沫とかミシシッピとかも消え去ってしまっているのですが、NASDAQは指数としても回復し、2015年にはドットコムバブル時のピークを更新し、現在の水準が既往ピークです。ドットコムバブルの崩壊を生き延びた企業が現在の巨大IT企業となっているので(Appleの倒産の危機からの回復もこの時期ですし)、同列に論じるのは違和感を覚えますね。
ビットコイン、あるいはアルトコインを含む仮想通貨(暗号資産)全体の時価総額の推移を、過去に崩壊したバブルと重ねる人は、様々な思惑からそうするのですが、私はあまり意味のあることとは思っていません。中身が全部違うので、仮想通貨のこれからの相場を予測する役には立たないと思うからです。
Bloomberg.com
ビットコインの乱高下を他のバブルと比較すると
ビットコインの劇的な値上がりと転落を見て、多くの投資家は史上最大のバブルの一つになるのではないかと考えている。