日銀の雨宮副総裁の記者会見動画がアップされていました。講演の終盤で、CBDCについて「ギアを上げて検討していく」と発言されています。
質疑応答では、共同通信の中島記者から、「デジタル通貨の検討チームの規模は変わらないようだが」との突込み質問がありました。
まあ、人数の問題でもないんですが、日銀はそんなに規模の大きな組織ではないので、急にチームを組成するといっても限界があるんですよね。今回の実態はどうなのか全然知りませんけど、逆に新しく「CBDC研究局」なんて作っても、何をやればいいか分からないでしょう。小さく生んで、というのはよく聞く言葉でしたが、それは仕方ないと思います。
質問への回答で、日銀の過去からの取り組みについて、FinTechセンター、プロジェクトStella、CBDCの法律問題研究会を挙げられていましたが、いずれも、1990年代からの取り組みがあってのことですから、もっと前のことまで触れてほしかったですね。