ちょっと目を離していたら、BTC/USDが8315ドルまで急上昇している。BTC Dominanceは64.3%と、ほぼ横這いだから、暗号資産全体が急騰したということだろう。
背景として考えられるのは、米国株価の上昇である。NYダウは、前日比500ドル高の24600ドル近辺となっている。かつては、株価と相関がないと言われた暗号資産も、すっかり連動するようになったようだ。
2020年5月を前に、ついに半減期（Halving）のカウントダウンが始まった。あと12日半後だそうだ。半減期を迎えると、マイニング業者のマイニング報酬が半減するが、それでもビットコインが続いていくと仮定すると、BTC/USDの相場が倍にならないといけない、という理屈らしい。普通は、マイニング業者の収入が減るとマイニングが滞り、ビットコインの価値が下がると考えるように思うのだが、一部の市場関係者は逆の理屈を考えているようだ。まあ、市場環境が好調をキープすれば、4年前と同じように何事もなかったように半減期を越していくだろうが、はたして今回そうなるだろうか。株価との連動性が高くなっていることも含めて、どういう展開になるかドキドキしながら見守っている。
（カウントダウンページ）
