ロシアのコロナも謎ですよね。感染者が10万人もいるにもかかわらず、死者は千人以下にとどまっています。感染者の死亡率が1%を切っている国は、主要国ではここだけです。
もちろん、どの国でも感染者が100%捕捉されている訳ではないので、もしロシアが他の国よりも感染者の捕捉率が高ければ、こういう現象も生じ得るでしょう。その感染者が増えたのは、ロックダウンした4月以降なんですね。しかも、抗体検査では公表統計の50倍の感染者がいる可能性が示されたとのこと。記事には、「住民の最大10人に1人が感染していた可能性がある」とあります。もちろん、この数字はサンプルによって大きく振れるので、全国民がそうだという訳ではありませんが。
もし本当に、総人口の約1割(ロシアの場合、1500万人)が感染しているのに、死者が1000人にとどまるなら、感染者の死亡率は0.01%以下になります。本当にそうなら、コロナはそんなに恐れるべき感染症ではなくなると思います。ただし、他の国ではそうはなってません。ロシア国内の感染実態がどうなっているのか、なぜ欧州や米国、東アジアとはこんなに違うのか、どう説明すればいいのでしょうか。