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祇園祭の京都の街に住んで

今週(7月14~20日)は祇園祭の前祭(さきのまつり)の週でした。宵山と山鉾巡行が有名ですが、地元の人に言わせると、「鉾は神輿を守るためのもの」なんだそうで、鉾に続く神幸祭神輿渡御(みこしとぎょ)の方が大事だと聞きました。

祇園祭の日程(上記リンク先より転載)

日時行事
1日~18日吉符入(きっぷいり)※非公開神事始めの意味で、祭りの打合せなどが行われます。この神事から祇園祭がスタートします。
2日10時からくじ取り式各山鉾町の代表者が集まり、前祭・後祭のくじを取って山鉾巡行の順番を決めます。
10日~14日鉾建・山建(前祭)各山鉾町で鉾や山が組み立てられます。
10日16時30分~21時お迎提灯(おむかえちょうちん)提灯をもった行列が八坂神社を出発。本能寺、寺町通、四条通を経て同神社へ戻り、神輿を迎えたのち、神前に舞踊を奉納します。
10日20時~20時30分神輿洗(みこしあらい)式神輿洗(みこしあらい)式 神輿をたいまつで照らしながら、八坂神社から四条大橋まで担ぎ、鴨川の水で清めます。
13日11時から長刀鉾稚児社参(なぎなたほこちごしゃさん)長刀鉾の稚児が八坂神社にお参りします。
14日~16日夕刻から宵山(前祭)
16日9時から献茶祭八坂神社本殿で、表千家・裏千家の家元が隔年で奉仕します。今年の奉仕は裏千家です。
16日18時30分から石見(いわみ)神楽奉納八坂神社の能舞台で行われます。
17日9時から山鉾巡行(前祭)
17日18時から神幸祭神輿渡御
18日~21日鉾建・山建(後祭)各山鉾町で鉾や山が組み立てられます。
21日~23日夕刻から宵山(後祭)
24日9時30分から山鉾巡行(後祭)
24日10時から花傘巡行花傘とともに、子ども神輿、獅子舞、児武者(こむしゃ)、馬長稚児(うまおさちご)、芸舞妓、祇園囃子の屋台など総勢1,000人の行列が京の町を巡行します。八坂神社帰着後、12時30分頃から祇園太鼓、獅子舞などの奉納行事が行われます。
24日16時頃から還幸祭神輿渡御
28日17時頃から神輿洗式松明を先頭に、神輿が四条大橋へ。鴨川の水で神輿を清める儀式が行われます。
31日10時から疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)八坂神社内の疫神社の鳥居に設けられた茅の輪をくぐり、厄除・無病息災を祈願します。

7月16日の午後9時頃に大阪から京都に戻ると、家の周りが渋谷ハローウィン並みの大混雑。制服姿の女子高生が四条通りを闊歩してました。これが宵山か、と思いましたが、疲れていたので雰囲気だけ味わって家に帰りました。

7月17日は午後から授業なので、11時頃に家を出たのですが、河原町通が山鉾巡行で横断禁止。大学に行くには鴨川側に渡る必要があり、結局、御池通まで歩いて地下街経由で横断しました。荘厳な鉾が引かれる方向に一緒に歩くことになったものの、閉じ込められた区画から必死に脱出する感じでした。

そして17日夕方、大学から戻ると、今度は河原町で神輿渡御の行列に遭遇。先頭は乗馬の神官で、それに続く大勢が、3つある神輿のうち、西御座神輿を運んで移動していました。動画にある通り、台車に乗せて引いている感じで、神輿を担いでいる訳ではなかったですが、四条通りまで運んでそこで担ぎ上げるのでしょう。

京都は7月の一か月をかけて祇園祭を続けます。来週は後祭。天気が良いといいのですが。