私は、京都大学公共政策大学院に転職した2017年の夏、京都大学からの承認を受け、PwCあらた有限責任監査法人のスペシャルアドバイザーを兼務することとしました。以来2年間、国内外のPwCグループの方々と交流し、FinTechや暗号資産に関する議論を重ねてきました。様々なイベントで講演や研修を担当しました。最先端のビジネスの現場で白熱した議論を戦わせたのも懐かしい思い出です。また、毎週月曜日に通勤した大手町のオフィスで様々なメディアからの取材をお受けすることができました。任期の最終盤には、PwCの同僚とT20の活動に参加し、G20への政策提言を執筆するほか、いくつかの国際会議で発表やパネル討論をさせていただく貴重な機会が与えられました。この2年間のPwCでの仕事は、とてもスリリングで楽しいものでした。
2年間お世話になったPwCの方々に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。そして、またいつか一緒に議論できることを楽しみにしています。
皆様には引き続きどうぞよろしくお願い致します。
京都大学 公共政策大学院 教授
岩下直行